日本のスキンケア事情
日本のスキンケア市場は、ここ数年で大きく構造が変化しています。 これまでの「美白」「エイジングケア」といった単純なカテゴリーの枠を超え、 『肌を守る』『長く健やかに保つ』『自分に合うものを選ぶ』という、 より本質的な価値を求める消費行動が広がっています。 化粧品OEM会社の視点から、 日本のスキンケア事情の現在地とこれからの流れ をまとめます。 1. スキンケアは「守りの時代」へ まず最も大きなトレンドが、 敏感肌・ゆらぎ肌の増加 です。 季節の寒暖差、花粉・PM2.5などの大気汚染、長期化したマスク習慣、 さらにブルーライトや生活リズムの乱れなど、肌にとって負担となる要因が増え続けています。 その結果、「これまで使っていた化粧品が急に合わなくなった」「季節で肌状態が変わる」という声が多く、OEMでも以下のニーズが確実に増えています。 ①低刺激処方 ②合成界面活性剤の原料、もしくはアミノ酸系へ変更 ③エタノールフリー、微香料・無香料 ④パラベンフリー ⑤バリア機能を高める成分を配合したい 以前は攻めの美容成分が重視されていましたが、 現在は 【まずは荒れない肌をつくりたい】【負担をかけない】 という前提が重要視 されているようです。 2. バリア機能・マイクロバイオームへの関心が高まる ゆらぎ肌増加の流れと連動して、キーワードとなっているのが バリア機能 とマイクロバイオームです。 消費者はもはや 保湿=しっとりさせる では満足せず、 ①肌を強くしたい ②荒れにくい肌をつくりたい ③内側が整う感覚がほしい という、機能性の高い保湿を求めていらっしゃいます。 3. Longevityという価値観 近年特に強いのが、 Longevity(長寿・健康寿命)と美容の融合 です。 「若返る」というアプローチではなく、 「老けない肌」をデザインする という考え方が主流になりつつあります。 日本のコンシュマーは 即効性<安全な長期ケア を求める傾向が強く、 OEMでも成分濃度重視・クリニカル発想のアイテム相談が増加しています。 成分濃度も濃ければ良いという以前の風潮ではなく、 適量を配合することへの理解も広がってきました。 4. クリニカル系とナチュラル系 昨今の特徴は、クリニカル系とナチュラル系が同時に伸びている点です。 ユニー...